PC-6000,6600情報誌 SAVE第24号特別版
平成4年度がいよいよ始まりました。4月といえば春、気分も新たにしての
スタートです。SAVEもいよいよ5年目に入ります。今年は何か大きなこと
をやろうと思っています。では、SAVE発足から現在までの歴史をちょっと
振り返って見ましょう。
1988年4月 スタッフ4人で「SAVE編集部」発足
1989年4月 活動拠点を移転、同時に「SAVE事務局」と改名。このこ
ろ、会員数が約40名とふくらむ。
1991年4月 SAVE事務局閉鎖。活動拠点を代表の自宅へ移す。
同年7月 SAVE20号発行される。
1992年6月 SAVE25号発行(予定)
SAVEの内容ははっきり言って新鮮さがありません。なにしろパヒコンが
出て10年以上、PC−6601SR(Mr.PC)が出てからも7年以上経
っているのですから・・・。
我々スタッフはより新しい情報を求めていますが、結構限界が来ているよう
です。従って、今までの過去の情報を少しずつ引っ張りだしている次第です。
そこのところよろしくお願いします。
<便長ユーティリティ>
このコーナーは結構好評で、どんどんやって欲しいとのおたよりがありまし
た。このコーナーではできるだけ役にたつユーティリティをお届けします。
さて、今回はCGROMのビットパターンを読むプログラムを紹介します。
使い方はASCIIコードを入力して、そのキャラクタのビットパターンをC
RTに表示するものです。この内部ルーチンは358CHにあり、DEレジス
タにCGROMのアドレスを入れてコールすると、そのアドレスに格納されて
いるビットデータを、Aレジスタに格納して戻ります。
実際には、ポート93Hに4を出力して、6000H〜7FFFH番地をC
GROMに切り換え、LD A,(DE)を行なってポート93Hに5を出力
して、6000H〜7FFFHを元に戻しています。
<雑談コーナー 工場見学記>
去る2月18日〜3月1日まで東京中心に工場見学へ行きました。行ったと
ころは、日本航空羽田整備工場、牧野フライス厚木工場、日産座間工場、東芝
京浜事業所、日本電気横浜事業所です。
これを2月18日から20日の日程で見学しました。2月24日まで秋葉原な
どいろいろな物を買物しましたが、P6関係の姿はどこにもありませんでした。
2月24日に浜松へ行き、ヤマハなど見て(見学ではなく、そこを通っただ
けです)来ました。いわゆる浜松へは「観光」です。浜名湖や静岡へドライブ
に行ったり、特上うなぎを食べたりしました。東名高速から見る富士山は絶景
でした。
2月28日に再度東京へ戻り、友人と歌舞伎町へ飲みに行きました。
2月29日に盛岡の友人宅を訪問し、わんこそばに挑戦し、125杯を記録
しました。
3月1日夕方、無事札幌に戻ってきて旅行も終わりました。
東京方面へ行ったついでに近郊の会員と交流しようと思いましたが、あまり
にものハードスケジュールのため交流がとれませんでした。
最後に、当時の東京方面、特に浜松は暑かったです。シャツにセーター姿で
外を歩くと汗が出るくらいでした。特に、電車の中が暑かったです。また、夕
方ラッシュも体験しました。18時頃の新宿はものすごかったです。あれなら
痴漢が出てもおかしくはないでしょう。夕方であのような状態だから朝はもっ
とすごいのでしょう。
<P6ゲーム紹介>
今回はクッキンカレーを紹介します。このゲームは自分がカレーライスの容
器になり動き回っている肉、いも、たまねぎをつかまえて全部つかまえるとカ
レー、シチュー、肉じゃがのできあがりというアクションゲームです。60モ
ードとしてはモード3でカラー番号1と2を使って多くの色を出す工夫がされ
ています。操作はキーボードでもジョイスティックでもできます。スペースバ
ーを押すことによって早くなりますが、エネルギの減り方が早くなります。し
かし、これを使用しないと敵のカニに食べられてしまいます。画面を見れば6
0モードの味が出ています。P6としてはアスキーのAXシリーズに次ぐ高評
価といえます。はっきりいってこれは遊べます。
ゲーム種類 操作性 音楽 内容
アクション 5 5 5
<P6なんでもコーナー>
今回からこのコーナーでは今ではまず手に入らないと思われるP6関係周辺
機器カタログを紹介します。(カタログ自体も手に入らないでしょう。)です
から、カタログ自体がこのコーナーと考えて下さい。今回はPC−6011拡
張ユニットです。次回はプリンタ関係で順にフロッピーディスクユニット、デ
ィスプレイ、そのたと続いていく予定です。
<雑談コーナー>
F−1やプロ野球が始まりました。F−1はウィリアムズ・ルノーがダント
ツに速くて、マクラーレン・ホンダは今年はコンストラクターズチャンピオン
にはなれないでしょう。そうなるとセナは今期限りでマクラーレンを去るので
はないでしょうか。予想としては今年はマンセルがワールドチャンピオンにな
り引退して、その穴埋めにセナがウイリアムズ入りするのではないか。そして、
コンストラクターズチャンピオンを失ったホンダはマクラーレンから撤退して
しまうのではないか。また、メルセデスがF−1入りするので今ベネトンでが
んばっているシューマッハがメルセデス入りするのではないか。といった早く
も来期のF−1予想をしてしまいました。
プロ野球は年々興味が薄れてきました。しかし、プロ野球ニュースはたまに
見ます。しかも巨人が負けた試合はだいたい見ています。先日ドームでやった
対広島戦はおもしろかったです。広島が序盤5−0でリードして楽勝かと思っ
たが、その後同点となりついには逆転した。しかし、広島もすかさず逆転し8
回表まで8−7と広島がリードしていた。しかしその裏、巨人は緒方のホーム
ランで8−9と再逆転し緒方はお立ち台に立つ準備をしていただろう。ところ
が野球はおもしろい。9回に広島が3点をあげ結局11−9で広島が勝ったの
だ。これは最近にないおもしろいゲームでした。
<お知らせ>
以前から制作していましたRS−232Cボードの件について、一時は断念
しかけましたが、最近急進展を見せ、ついに完成しました。これはSAVEの
事業のなかでは最大のものとなりました。これを会員のみなさまにもおわけし
ようと思います。この内容をこの会報でお知らせしようと思いましたが、あま
りにも苦労が多かったため、購入者のみにお知らせします。会報では制作まで
の苦労話を次回にお伝えする予定です。ハード工作に自信のある方は回路図の
みも販売しますので、自分でパーツ類を購入して制作をすることも可能ですが、
かなりの腕前を必要とします。(非常に難しい)パーツ類は秋葉原で買うと安
く手に入ります。
RS−232Cボード、またはその回路図を希望の方は項末のアンケート用
紙が申し込み用紙と兼ねていますので、まずはそちらで申し込んで下さい。こ
れはソフトサービスとは違い、手間やパーツそろえに時間がかかるためで申し
込み数だけの完全受注生産となります。従って申し込んでから物が届くまでに
相当時間がかかります。また、申し込み順の生産となりますので、申し込みが
多いとかなりの期間を必要としますので、その時はその都度お知らせします。
申し込みしめきり日は4月30日までです。折返し、くわしい説明文を郵送し
ます。また、今回のRS−232Cボードによる質問などあればお知らせくだ
さい。
・SAVE25号記念号は5月下旬発行予定です。
SAVEアンケート(24号用)
1.会員番号 2.名前
3.これまでの会報SAVEを読んでの御感想をお書き下さい。
4.今までにハード工作をしたことがありますか。
A.得意 B.1.2回はやったことがある C.全くない
5.SAVEではRS−232Cボードを制作することに成功しましたが、
購入しますか。
A.はい B.いいえ
6.5ではいと答えた方、もし購入されるのでしたら完成品を希望しますか。
それともキット、回路図だけ購入して自分で製作しますか。
A.完成品希望 B.回路図のみ希望(自分で製作)
(予算5000円位) (予算2000円前後)
7.その他、近状報告などがありましたらお書き下さい。(雑談コーナーに採
用される場合があります。裏も利用して下さい。)
※この会報は、一太郎の文章のみ編集してあります。ご了承下さい。
23号に戻る
25号に行く