PC-6000,6600情報誌 SAVE第10号特別版

今号の内容

・MUSICコーナー
・6000シリーズのハードにせまる!
・ユーティリティーコーナー
・こんなソフト知ってるか
・お知らせ、そのた
・編集後記

 当誌SAVEもおかげさまで10回を迎えることができました。
これもみなさまの御声援によって達成できたものです。ありがとうござい
ます。
これからも15,20号と続けていくようにみなさまからの御支援よろし
くお願いします。
 さて、札幌市の人口増加に伴い、西区内の住所が11月から新たに分割
されてここ手稲地区が分区されることになりました。
したがって、今後のSAVEの住所は11月から下記の様になります。
ただ、「西区」から「手稲区」に変わるだけです。
 以上、11月分から実施されますのでよろしくお願いします。
今回は雑記がいろいろありますが、後半にまわすことにします。

<MUSICコーナー>

 このMUSICコーナーもだんだんと高度になって、途中から入会され
た方は何がなんだかわからなくてよく質問してくるのですが御安心下さい。
バックナンバーがやっとできたそうなのでそれを見ると全て解決ゾル(ち
ょっと通じませんでしたか?)します。入手方法は6ページを見て下さい。
 読者からもそろそろFM音源を!との声もかかっていますが、PSGも
そんなに甘く見てはいけません。
PSGでは声やノイズだけではありません。この2つをうまくミックスさ
せて音声も出すことが出来るのです。
その代表例としては、アスキーのAX−6のデモプログラムです。
これは、「エイエックスシックスバイアスキー」とパピコンでもしゃべる
のです。(モード1)
そのた喋るソフトとして、グロブターの「ゲッドレディ」、
ボスコニアンの「ブラースト オーフ」などがあります。
これらはすべてPSGで出しているのです。mkー以降の音声合成ROM
は使っていません。
これはどうやって出すかというとかなり高度な技が必要です。
上記に共通しているのはDMAを止めて操作していることです。
DMAを止めると実行速度があがります。しかし画面信号は出されないと
いったものです。
そのやり方は、OUT&H93,2 とすれば結果がでます。解除はOU
T&H93,3です。
 前回の例でドラムパートをチャンネル3にさせるには、使うスイッチは
ノイズC,トーンB,トーンAですから、
 11011100B=220です。SRBASICの場合はビット6を
必ず0にしなければいけませんので、
 10011100B=156です。
 もう一つ、前回のプログラムでレジスタ7の値の241と240ではど
う違うかというと、
241=11110001B
240=11110000B
 違いはビット0、つまりトーンAチャンネルをONにしているかOFF
にしているかの違いだけです。
既にビット3、つまりノイズAがONにしてあるので241の場合はノイ
ズAがON、トーンAがOFFとなり、ノイズだけが出て、
240の場合はノイズAもトーンAもONなのでノイズと音をミックスさ
せたというわけです。
 今まで書いてきてまだいまいちわからないという人のために、まず、数
字を2進数に変えてそれをスイッチと考えて下さい。
1になっていたらOFF、0になっていたらONです。
それぞれのスイッチの役割は右からトーンA、トーンB、トーンC、ノイ
ズA、ノイズB、ノイズC、I/Oポート1、I/Oポート2 と考え、
SRBASICの場合はI/Oポート1は常にONにして例えばトーンA
〜C、ノイズA〜CすべてをONにするには(SRBASIC以外)
 11000000Bですので192となるわけです。
 次回はSOUND文総まとめをします。

<6000シリーズのハードにせまる!>

 ファミコンの前面にある端子にドライバーを突っ込んでファミコン本体
がぶっこわれるという事故がよくありますが、
6000シリーズのジョイスティック端子にも同じようなことがいえます。
これは、本来流れないはずの高圧電流がドライバーによって隣の端子に接
触してショートしてヒューズが切れるというわけで、
もしヒューズがついてなかったらCPUに高圧な電流が流れてオジャンに
なるというわけです。
パソコンなどはデリケートですのでそういうことをするとすぐだめになり
ます。
一度裏ぶたを開けてその構造をよく観察するとよいでしょうが、
自信のない人はぜったいにやらないでください。電源部分に触ると感電し
てしまいますよ。
 ROMやCPUは電流に弱いものです。ちょっとした静電気でもROM
内容が変わってしまいます。人間の手も静電気が走っているのでこわれる
ということです。
ですから、ジョイスティック端子から何かの信号をとるときは充分気を付
けましょう。
 ところで、PC−6006SR(64K RAMカートリッジ)を使う
とどのように拡張されるのかということですが、
これは、フリーエリアは変わりませんがモード6でも画面ページが4ペー
ジになる、
つまりグラフィック画面が3ページになるということです。
ですからいろいろと都合がよくなるということです。
 一方、PC−6007SR(漢字ROMカートリッジ)の方はこの機能
がたぶんつけられていると思います。
私自身見たことがないので何とも言えません。

<ユーティリティーコーナー>

 まずは前号の増刊分の連射測定プログラムでバグがありましたのでお知
らせします。
100 DATA 3C,47,1E,03,AF,B3,CB,0F
 です。申し訳ありません。それからゲーマー担当がまたおどろくべき数
130回を出しました。
まずこの記録はやぶられないのではないでしょうか。
 前号予告していた66でのディスク解析をします。ディスクの構造につ
いてはちょっと難し過ぎるのでここではディスクセクタ入出力だけをとっ
てみます。
 これについてはBASICのDSKI$,DSKO$と同じ働きをしま
す。まずコールするアドレスは4274Hで次の各レジスタに各役割がさ
れています。
  レジスタ名 : 役割
   A   :入出力するセクタの数
   B   :トラックナンバー(0〜39)
   C   :セクタナンバー (1〜16)
   DE  :データを入れるバッファの先頭アドレス
(IX+00H):ドライブ数−1
(IX+1BH):0を入れる
    CY  :0で入力、1で出力

 ディスク関係も奥が深いので、SAVEではまだわからないことがたく
さんあります。そのため、もう少し時間をかけて解析したいと思います。
 さて、ここからはテープユーザー必見です。60モードによるテープの
アペンドを紹介しましょう。
まず、あらかじめもとのプログラムをメモリ上にロードしておきます。そ
して、
I=PEEK(&HFF56)+PEEK(&HFF57)*256-9
PoKE&HFA5F,I-INT(I/256)*256
PoKE&HFA60,INT(I/256)
としてから結合するプログラムをCLOADします。そして、
PoKE&HFA5F,1:POKE&HFA60,n
nは16Kの時&HC4、32Kの時&H84とすると見事にプログラム
がくっついているはずです。
 次回はSTOP命令の禁止をお送りします。

<こんなソフト知ってるか第7回>

 前回の続き、AX−6からAX−10までを紹介します。
 AX−6「パワードナイト」はこの「パワードナイト」のほか「マスタ
ーマインド」「ヘッドオン」「スペースエネミー」の4本のゲームソフトと
ど肝をぬかされたのはデモで「エイエックスシックスバイアスキー」と喋
るのです。
その中でも「マスターマインド」は暗号解読ゲームでスリルがあって遊べ
るゲームです。
 AX−7ポリス&ギャングは「ポリス&ギャング」他、3本のソフトが
入っていて中でも
「ギャラクシーファイト」は2人での対戦ソフトでシューティング版ハイ
スピードバリケードといった感じでしょうか。
 AX−8 ギャラクシーミッションはPart1と2の2本しか入って
なく私もよくやり方はわかりませんが、AXシリーズの中で難しいゲーム
の一つに入るのではないでしょうか。
 AX−9 3Dフライトシュミレーターは4本のソフトと一つのおまけ
でプログラムが入っています。
中でも、「3Dフライトシュミレーター」はビデオゲームでいうと「ミッ
ドナイトランディング」、
パソコン版では「ザ・コクピット」といったところでしょうか。これは、
ジョイスティックがないと遊べず、ジョイスティックが操縦槹の役割をし
ています。
 AX−10アウトロー ではたぶんAXシリーズの最終シリーズでしょ
う。私としては、10本のシリーズでいちばん好きなソフトです。
「アウトロー」はいわゆるガンマンゲームで玉をつめるのといかにWAN
TEDの人をみきわめるのかの反射神経がものをいって、
住民をうちすぎると逆に自分がおたずね者になり、撃てば撃つほど賞金が
あがって難しくなっていくといったものです。
 「セブンバイブル」は画面は固定画面で「ロックンロープ」の縦にロー
プがはるといったもので、7つのバイブルをとるゲームでAX−10の中
でも私個人好きなゲームです。
そのほか、「ポップハンド」「りすにんぐ」の2つのソフトがあり、この
AX−10の特徴は4つのソフトすべてに隠しコマンドがあるということ
です。
SAVEではセブンバイブルを除いてすべて発見しました。
もし、セブンバイブルの隠しコマンドを知っていたら教えてください。
 以上、アスキーAXシリーズを2回にわたり紹介しましたが、この利点
はすべて60モードだということです。
ROMRAMカートリッジをつければパピコンでも出来るのです。この6
0モードでこんなによいソフトを作れるのかと感心してしまいます。
 次回は幻のAXシリーズと題してお送りします。

<討論、こんなことはどう思う?>

 これはコーナー化はしてませんが、PC−6000シリーズのソフトの
著作権についてみなさまはどう思いますか。皆様からの御意見をお待ちし
ています。

<お知らせ>

・分割入力サービスについてですが、今まで数回実施しましたが期限内に
全部集まったことは一度もありません。
せっかく期限内に出してくれた方にまだかまだかとせまられ身の痛む思い
です。従って、このようなことの無いように改めて善意のある参加者を募
集します。
今まで参加している方もそうでない方もちゃんと期限を守ってくれる方に
参加してもらいます。
他の人に迷惑をかけないようにするためにもご協力をお願いします。参加
用紙は同封の申し込み用紙に必要事項を書いてSAVEに送って下さい。
しめきりは10月20日(必着)です。それ以降に次のプログラムをお送
りします。

     編  集  後  記

・前半の雑談の続きです。ここ北海道もやっと寒くなってきました。
先月までははまなす国体が北海道の各地で開催されましてさすが地元とあ
って北海道が天皇、皇后杯をとって完全優勝を成し遂げました。
皆様の都府県はどうでしたか。
 北海道も10月1日からやっと民放テレビ局が増え、新たにテレビ東京
系列の放送で、やっとテレビ東京系のテレビが見れて、やたらとゴルフ番
組が多いのが目に付きます。(代表)
・会員から会員の分布を教えてくださいということで、簡単に、郵便番号
の上1桁で判断すると、0:6人、1:4人、2:3人、3:2人、
4:1人、5:5人、6:5人、7:2人、8:6人、9:1人の計35人です。    (雑種担当)

※SAVE第11号は12月15日発行予定です。

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