キーボード荒技修理!

 キーボードは、長い間使っていると入力できなくなるものでどうやって修理したら良いのか途方にくれるところです。
今回紹介するのは荒技の修理例を紹介します。情報を提供していただいた加藤さんに感謝いたします。
なお、この紹介はあくまでも参考資料であって、実際に作業をする際は各人の責任において行ってください。万が一本体及び人体等に障害が起きても、当方は一切責任を負いませんので、ご理解の上、十分注意して作業を行ってください。



図1 ご存じPC-6001mk2およびPC-6601のキーボードです。これを、バラしてみますと次の図になります。


図2 キーボードをバラすと、このようになります。下の水色の円盤がたくさんある物が修理必要な箇所です。それを1個だけ取り外してみます

図3 このキーは、初代PC-6001をのぞいてPC-60、PC-66すべてに共通ですので、使えるキーはこのように外して後生大事にとっておくと良いでしょう。

図4 水色の物を剥がしますと、真ん中に黒い点がありますが、この黒い点が左の真ん中の部分と接触してキー入力ができるわけです。
長年の酷使?によって劣化し水色のゴム製が弾力を失い黒い点が接触せず、いくらキーをたたいても入力できなくなるわけです。改造完了・組み立て完了後の図です。

図5 そこで初代PC-6001のキーボードが登場します。初代PC-6001のキーボードは、けっこう頑丈です。このねずみ色の物を1個取り外します。

図6 この取り外した物をPC-6001mk2の水色の物と交換します。

図7 実際に、はめ込もうとしますと入りません。ですから左の丸い部分を少し削り直径を少し大きくします。そうすると、はめ込むことができます。
この取り外した物をPC-6001mk2の水色の物と交換します。

図8 このようにすればPC-6001mk2、あるいはPC-6601などのキーボードは復活します。しかし、キータッチは少し硬くなります。

図9 さて、mk2で剥がした水色の物は、どうするか?と言いますと初代PC-6001で使います。これは、意外と使えるんですよ。
PC-6001mk2で不能になったから、無理だろうと思っていましたけどためしに初代PC-6001で使ってみたら、なんと使えたんです。

図10 極端な話、これでも使えます(笑)

図11 もう一つの裏技修理としまして、キーの裏に丸い穴があいてますがここに何かを詰める・・・・という手段もあります。

ということで、詰める手段についてはこちら