キーのほとんどがきかなくなったキーボードの修理方法は他のサイトでいろいろ出てますが、中のキーゴムやスイッチを取り換えるとなるとかなりの労力が必要になります。ここでは安価で比較的短時間でできるキーの詰めもの荒技を紹介します。
なお、この紹介はあくまでも参考資料であって、実際に作業をする際は各人の責任において行ってください。万が一本体及び人体等に障害が起きても、当方は一切責任を負いませんので、ご理解の上、十分注意して作業を行ってください。
図1 本体カバーを開けたところ。スピーカーとの接続部分を2か所外してます。
図2 キーボード部分をめくると、接続部分が出てくるのは外します。
図3 外したキーボードをひっくり返し、18か所あるねじをすべて外します。
図4 ホーマックやジョイフルAK等のホームセンターでソリットゴムマルの切り売りをしているので5mmのものを50cm用意します。1m250円前後で売っているので50cmだと120〜30円(2020年11月現在)です。
図5 穴の深さは5mmなので頭が少し出るくらいのだいたい6mm〜6.5mmくらいに切ります。
すべて埋めるにはスペースバー部分を除く72個用意します。
6mmで切ると6mm×72=432mmになるので50cmで足りますが、7mmにすると504mmでぎりぎり足りないです(笑)
画像は73個分作ってしまいました。
図6 キーに埋め込みます。少しゴムマルの頭が出る感じでよいです。長すぎると常に押された状態になるので微調整が必要です。
くれぐれもスペースバーに入れないように。入れると常にスペースバーが押された状態となるので注意してください。私はこれではまりました(笑)
図7 ボタン部分もメンテナンスするのに今回はラバープロテクタントを用意しました。
図8 ゴムのボタン部分に吹きかけます。その後もとに戻してキーを押すと見事に復活。
それでもキーの接触が悪い場合は少しゴムマルの長さを長くしてみてください。
ここまでで1時間もあれば完了します。