PC−60系、PC−66系のパソコンは長い間、使ってないで電源を入れると電源が入らなかったりあるいは一瞬、電源ランプが点いて逝ってしまうことがあります。そういうときは意外と電源部は生きてるものでマザーボード上に原因があります。
そこで電流の流れを見てみます。情報を提供していただいた加藤さんに感謝いたします。
なお、この紹介はあくまでも参考資料であって、実際に作業をする際は各人の責任において行ってください。万が一本体及び人体等に障害が起きても、当方は一切責任を負いませんので、ご理解の上、十分注意して作業を行ってください。
図2 これがコンデンサーです。正確には、ディップ・タンタルコンデンサーと言います。
左の青は、20年以上前の物、右の黄色は現在の物で20年以上の歳月で色も変わってしまいました。
このコンデンサーは、秋葉原で1個120円します。少し高いなあ!という気がします。
型番は、16V22μF です。(Vはボルト、μFはマイクロファラッド)まあ、360円で修理できると思えば安いですね。
図3 この3つを交換しますとパソコンが生き返ります。これはコンデンサーを交換したところです。
ただし、ここで重要な注意点があります。コンデンサーには + と − がありまして足の長い方が + です。+ と − を逆にしますとパソコンが壊れてしまいますので要注意です。しかし、マザーボード上にも + と書かれてますので交換の際は戸惑うことはありません。
図4 PC-6001のコンデンサ位置です。
図5 PC-6001mk2のコンデンサ位置です。
図6 PC-6001mk2SRのコンデンサ位置です。
図7 PC-6601SRのコンデンサ位置です。
図8 今度は私が6001mk2の修理に挑戦。近所のパーツ屋に行くと何とNEC製の同じコンデンサが売っていた!これはちょっと高く1個136円なり。
図9 交換前のコンデンサ。何やら赤で印がついていますね。
図10 交換後。向きがバラバラに。素人がやるとまぁこんなもんでしょう(笑)そして電源が入り見事復活。
図11 交換済のコンデンサです。